豚肉燻製

肩ロースハム基本編

調理時間
5~7日
費用目安
1,000円以下

ロースハムの基本的な作り方です。

ベーコン、ハム辺りは、
燻製を始めた人にとっての最初の難関ですが、
時間がかかること以外はそれ程難しくはありません。
気軽に挑戦してみてください。

ハムは縛らないんですか?
という質問を頂きましたが、
1㎏位迄であれば形が崩れる心配もないので、
特に縛る必要もありません。

材料

材料
分量
●豚肩ロース
762g
〇塩
30g
〇三温糖
15g
〇黒胡椒
15g
〇エルブドプロバンス(ミックスハーブ)
5~10g

手順一覧

1

下処理/肩ロースの余分な脂等のカット

2

塩漬け/上記材料で塩漬け3~5日。

3

塩抜き/5時間

4

水気を拭き取る

5

燻製/電熱器とサーモスタット使用。
サクラップで65℃-1.5h

6

熱処理/ボイル65℃2~3時間

7

風乾燥/冷蔵庫で1日

8

完成

ポイント

●塩漬けについて。
塩漬けは基本的に塩だけでOKです。
慣れてきたら後はお好みの味付けでしてください。
今回は三温糖、黒胡椒、エルブドプロバンス(ミックスハーブ)という、
塩漬け材料の王道を使いましたが、
上記3つが無くても問題ありません。
特にハーブは苦手な人が多いようなので、外してもOKです。

●エルブドプロバンスについて。
僕はハムやベーコンを使うときに使うミックスハーブです。
かなり便利なので、
ハーブが苦手で無ければお試しください。

●熱処理の温度に関して。
厚生労働省HPからのリンク資料には、
肉の中心温度が、63℃30分と同等の熱処理。
とあります。(PDF19ページ)
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000492947.pdf

●熱処理のボイル工程
今回は電熱器とサーモスタットを使用して、
温度管理を行いました。
これでも十分温度管理が出来ますが、
低温調理機等を使用するとよりシビアに温度管理が出来ます。

●火が通っているかどうかの判断。
最初は火が通っているかどうかの判断が難しいと思います。
その為、ボイルや燻製時の温度を70℃位でする事をお勧めします。
また怪しいなと思ったら必ず火を通して食べてください。

実食

今回は、今まで作ったハムの中で一番いい出来なのではないか!?
と思うくらいの完成度でした。

スライスしてそのまま食べましたが、
塩味にハーブがしっかり効いて、
ビールのアテに最高でした。
(スーパードライの泡が出るヤツで頂きました)

また焼いても食べましたが、
焼くと香りが更にUPしてこれもおいしかったです。

レシピダイジェスト

▼肩ロースハム材料表
肩ロースハムの材料表
▼塩漬け
ロースハム塩漬け
▼しっかりすり込む
ハム作り。塩をすり込む
▼ジップロックに入れて冷蔵庫へ
塩漬け
▼塩漬け3日後
塩漬け5日
▼塩抜き5時間
ハム塩抜き
▼燻製65℃-1.5h
ハム燻製
▼燻製終了
ハム燻製完了
▼ボイルで熱処理
ハム熱処理
▼1日寝かせて完成
ロースハム完成
▼断面
ロースハム断面
▼焼いて食べてもおいしいです。
ロースハムを焼く